【写真機材レビュー -Leica-】90mmの画角で写真の楽しさが味わえるオールドレンズ、ズミクロン 90mm F/2☆
こんな写真機材を使ってます、
使い始めましたブログ
『Leica』
カメラ文化で古い歴史を持つ
世界的有名なカメラブランド、ライカ。
プロ機のカメラに搭載されている
35mmフルサイズ型イメージセンサー開発の先駆けとなったのが
35mmフィルムを作ったライカなのです。
〈35mmフルサイズ〉
カメラのイメージセンサーサイズの一つで
最も大きく(中判サイズを除く)、
沢山の光量を吸収できるので
暗所に強く、高画素。
また、背景をボカしやすいのが特徴なセンサーサイズです。
(※35mmフルサイズについて)
また、ライカと言ったら
レンジファインダー式のM型ライカが有名。
〈レンジファインダー〉
距離計が組み込まれ、
撮影用レンズの焦点距離を合わせられるカメラの事。
(※レンジファインダーカメラについて)
カメラも交換レンズも超高価で
機能面は他ブランドに比べれば
極一般的に思えるかもしれないが、
写真の魅力を大いに感じさせてくれるカメラブランドです。
1980-1998年に生産された
ライカ Mマウント大口径中望遠レンズ。
ライカの90mmと言う焦点距離は
いくつかのタイプが出回っていて、
今回紹介するのは
2世代の旧型MF(マニュアルフォーカス)レンズ。
最新のレンズは
APO-SUMMICRON-M F2.0/90mm ASPH.(3世代の模様)。
レンズ形状は
新型旧型でほぼ変わらず
内部レンズ構成の違いが
一番の変更が加えられた箇所だろう。
※新型には非球面レンズが加えられている。
全長62.5mm、フィルター径55mmと
形は長細くコンパクト。
重量は484gと
持った感じ少し重みを感じる程度。
フォーカスは
MF(マニュアルフォーカス)。
ピントリングの使用感は
流石MFレンズだけあって
触り心地が良く、滑らかに動く。
絞り(F値)はレンズ側で操作する。
カメラ側では操作出来ない。
フードは組み込み式。
フードを使いたい時は
手前に引き抜いく感じで使用する。
このフードの使用感は
カチッと固定されるわけでは無いので
歩いている時など
フードを使用しない押し込まれた状態に
戻ってしまう場合がある。
ここが難点かもしれないが
レンズと一体型になっているのは
便利だと感じた。
最短撮影距離は約1.0m。
もう少し近づいて
撮影(マクロ撮影)したいって時の為に
クローズアップフィルターを持っていても
良いかも知れません。
レンズ径55mmなので
マルミ光機のクローズアップフィルターなら
1,000円前後で購入出来ます。
レンズ写りについては
コントランスが柔らかく
フィルム感のある色味を出してくれる。
銘玉と言われているだけあって
かなり良いです。
SIGMAレンズのように
パキッとした画質が良い方には
向かないかもしれませんが、
優しい画質を求めてる方には
オススメしたい。
ボケ味については
中望遠域のレンズなので
望遠特性でボケを活かせるので
それ程絞らなくても
気持ち良いボケ感を出してくれる。
スナップ撮影やポートレート撮影に
特に適したレンズです。
(メーカー:RAYQUAL (レイクォール))
カメラボディーがNikon Z6なので
ZマウントからMマウントに取り付け可能とする
レンズマウント変換アダプターが必要。
その為、RAYQUALのマウント変換アダプターを使用する事にしました。
カメラメーカーごとに
マウント径が違う為、
このようなマウント変換アダプターを
カメラボディーとレンズの間にかまさないと
取り付けが出来ないのです。
他メーカーからも
同じ変換アダプターが生産されていますが
RAYQUALの製品を選んだのは
国内製作品と言う事と、
デザインがシンプルで平たく
何となく惹かれた為です。
価格帯で精度は変わりますが
それ以外はどの製品もほとんど変わらないので
ヘリコイド付きでなくて良いのなら
どの製品を選ばれても良いと思う。
オールドレンズ(MF)を手にしたきっかけは
2019年5月の鎌倉にて行われた
「和装・外国人モデルのポートレート ワークショップ」(NOCTO主催)でした。
(http://nocto.jp)
このワークショップのテーマの一つが
オールドレンズを使用しての撮影。
オールドレンズ貸し出しのあるワークショップでしたが
参加前からオールドレンズが気になっていた事もあり
色々調べた結果、
今回紹介したこのライカレンズを手に入れた訳です。
一度きりか、それ程使用頻度の少ないレンズになるかとは思いましたが
その逆で撮影前半ではまず先に
このライカレンズで撮影する程
使用頻度の高いレンズになりました。
ポートレート撮影やスナップ撮影で
好みの焦点距離なのかもしれません。
フォーカスはMFのみとなり
一呼吸置いての撮影になりますが、
落ち着いて撮影する場合は
自らピントを合わせて撮影するのが
楽しくなります。
MFだとピントがしっかり合致しているか
不安がありますが
ミラーレス機ならファインダーを見ながら
合わせたいピント部分の拡大が出来るので
心配なく使用出来ます。
F値や細かいメタデータの記録はされませんが
「撮影していて楽しい!!」と
感じられるレンズです。